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自然と農業 95号
2020/01/25(Sat)
合併ではなく、新たな組織への吸収か

 有機JAS 認定機関の動きに関する情報が流れてくる。複数の検査員並びに認定機関からの情報提供によると、有機検査員の指導的立場にあり、行政と深く関係してきた関係者が、数か所の有機JAS 認定機関に合併を促す呼び掛けを行うと共に行政OB とセット(矢札)で動きを活発化しているという。その関係者は新たにNPO 法人を立ち上げ、認定機関になるべく申請を行ったという情報が流れてくる。実質的には認定事業者を吸収する形で、進めたとも。この背景にある大義とは、認定機関主導者の高齢化のための受皿組織が必要で認定事業者を守ることが重要としている。一方、関係者の間からは「所属する機関の経営的弱体化により、生活権確保の場が求められた」と。会員に対しては、近く説明の場を持つとしている。これら一連の動きに対し、認定機関の中から首をかしげる動きと、行政との間接癒着を心配する声もある。また行政当局に公開質問状を出すべきとの声も出る等、12 月を前に情報が飛び交う。何が真実なのか不明であるが、一部特定な関係者の間で、認定機関再編成へ向けて矢が放たれたのかもしれない。

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自然と農業 94号
2019/10/02(Wed)
有機JAS商品の宣伝に国は予算を

世代交代の波がOG世界にも押し寄せる


 8月上旬、東京・新宿でオーガニックの展示会が開催された。通常開催期間は3日間ということだが、今年は会場の都合上2 日間であった。展示会への参加者は、事務局発表では約18,000 人とのこと。参加者で目についたのが若い世代で着実に増え世代交代の波が押し寄せていることを肌で感じるとともに、有機認定商品の数が大幅に増えたことに驚きであった。なかには首をかしげたくなる商品もあった。オーガニックコスメ、オーガニックコットン等有機JAS 商品とは異にするものも数多く出展され、若い層を中心に参加者が多かったのも事実である。一方、有機JAS 商品を買いに来ていた中高年の女性に取材したところ、「この様な展示会に来たのは始めてで、大豆アレルギーが強く、アレルギー源のない商品を捜しに来たところ、見つけることができた。もっと有機JAS マークのついた商品をマスコミに情報を流すべき」といった声もあり、知らぬ恐さを肌で感じた。今後の展開についてBtoBtoC かBtoB で行きべきかは出展者と参加者の声によって方向性が決まって来るだけに、主催者の責任は重くなる。

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自然と農業 93号
2019/05/31(Fri)
認定有機畜糞の動き養鶏家への問い合わせ増える

 認定を受けた有機畜糞、わが国では考え付かなかった動きがEUでは当たり前だと。この動きについては本誌で何回か小記事して掲載しているが、弊社が数年前、イタリアの大手穀物生産者グループを訪問した時に代表からさりげなく説明を受けた。帰国してからレポートを書き出してこれは大変なことがEUでは行われていると、強烈な衝撃を受けた記憶がよみがえる。この動きについて国内で調べてみたが報告書はなく、この動きを放置することは、わが国の有機農産物いや有機JASそのものの見直しを、といった声すら上がる可能性がある。最近、編集部に採卵鶏生産者から、有機農家から、畜糞の認定証を求める声が数件あり、どのように対応すれば良いのか教えてほしいといった内容が届く。わが国の法律の中には、畜糞の証明証を発行する制度がないだけに困惑する。この傾向は徐々に広がる傾向にあるといわれ、数年前に鶏糞裁判が行われているだけに、畜産生産者も慎重な動きを取りつつある。わが国もEU並みに認定畜糞が市場流通することが十分に予想されるだけに、その実態を調査すべきであるといった声も上がる。NPO法人日本オーガニック農産物協会が年内をめどに調査に入る…。

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自然と農業 92号
2019/02/13(Wed)
はやり言葉で終わらせたくない動物福祉

 畜産業界で最近はやり言葉のようにアニマルウェルフェア(日本語訳:動物福祉)という言葉がいたるところに出てくる。この言葉に飛び付き絶対視し、裏付け等もわからずいたるところで動物福祉こそ…と声高らかに叫びまくり、われこそアニマルウェルフェアの先駆者、いやわが国の畜産が生き残る道はこれを無視して存在しないといった一瞬耳を疑いたくなるような発言が横行する。弊社で10年前からアニマルウェルフェアについて臨時増刊号を6回ほど発行し、その実態と最新の情報を提供してきた。また、アニマルウェルフェアに特化した視察団をEUに派遣し、直接アニマルウェルフェアの団体代表からレクチャーを受け、科学的根拠等アニマルウェルフェアについて勉強し、現地を視察してきた。またアニマルウェルフェアの基準をベースにした投資会社の広報担当者からもレクチャーを受け、わが国との差をいやというほど見せつけられた。わが国ではアニマルウェルフェアという言葉を振り回せば、主導者になったような錯覚に陥る。国内でも真剣に取り組んでいる人たちもいるが、その人たちの声は小さい。根っ子がなくとも発する手段を持っていれば主導的立場に就けるとでも思っているのであろうか。はやり言葉で終わらせてもらいたくないもの。

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自然と農業 91号
2018/11/26(Mon)
感動と刺激を求め、老編集子は来年も海外へ

 月日が経つのは早いもので、残すところ2か月で新年を迎える。人間平等に年を取ることに変わりはないが、それにしても年々年を取るのが早いと感じるのは年のせいであろうか。毎年弊社主催のヨーロッパオーガニック視察に付いては行くものの、受け止め方も感じ方も異なり、何かが無くなるのはいたしかたがない現象かもしれないが、感動が薄れていく。感動なき視察は白米のみを食べることと同じであると先輩が云った言葉を想い出す。何かを掴もうとする気持ちが無くなることは、そこに参加したにすぎない。来年の2月10日から1週間にわたりスウェーデン、フィンランド、ドイツのオーガニックスーパーおよび世界一の規模を誇るオーガニックの祭典Bio Fachドイツ、ドイツの六次産業の草分け的存在の農場(農場内には、豚、鶏、牛の他にファーマーズオーガニックスーパー、パン工房、ハム工房、ビール工房を運営)を訪問予定。また、今年9月の視察では、現地訪問の他にオーガニック、アニマルウェルフェアの現状について第一線の実務者を招きレクチャーを受けた。今回もドイツのアニマルウェルフェアについて、ドイツで一番大きな有機農業団体の担当者を招きレクチャーを受ける予定にしている。わが国に押し寄せて来る問題について真正面から受け止めるために問題意識を持って、今回もまた編集子は参加を予定にしている。

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