自然と農業75号
2014/11/10(Mon)
流通業界の変革は
第3 次有機時代の到来を意味か?


有機業界の流れに変化が生じだした。
とくに流通段階における動きは、想像以上の速さで、変革が進んでいる。
業界にとっては歓迎すべき出来事であると同時に、幅の拡い産業になってもらいたいと思うのは編集子だけであろうか。
最近の流れは第3次有機時代の到来であると位置付けられる。
すなわち、他業種、他資本による流入が現在のように進んだ時代は過去になかった。
ある一面においては企業間競争が音を立てて進む。
異業種資本の流入による変革は他業界でも実証済みで、消費者にとっては歓迎すべき出来事である。
やっと訪れた流れは、有機業界にプラスになると信じたい。
担うのは誰でもいい訳である。
今後とも他資本の流入は続くものとみられるだけに独自の進歩をとげてきた有機の流通業界が今後、質的な面からの変革を押し進めることができるのか注視したい。
一方、大手量販店の有機食品の積極的な取上げ等、つい先日まで考えられなかった動きが表面化しだしたのは時代の流れといってしまえばそれまでだが、底辺での幅拡い活動が量販店を動かしたといっても過言ではない。
点から面へと拡大し続ける有機食品業界の先行きに光明が見えてきた。




自然と農業75号

第18回世界オーガニック会議
トルコ・イスタンブールで開催される

3年に一度の開催、テーマは「オーガニックの橋を架ける」

国際有機農業連盟が今年10月に開催した「世界オーガニック会議」。
注目される新たな有機認証の手法や、「地域が支える農業」の中国での事例等、最新のオーガニックの動向をお伝えします。

― 日本のオーガニックの動向 ―
●日本とカナダ、有機認証制度の同等性を互いに認めることで合意
●平成26年度農林水産祭、畜産・農産部門等で有機生産者が受賞

― フランス・スイスの有機農業事情 ―
●ヨーロッパで着実に広がる有機栽培~コフナ農法視察研修記

― 有機農業に関する講演・シンポジウムより ―
●アレロパシー活性の強い緑肥や被覆植物を用いた抑草の可能性
  ~日本有機農業学会研究会
●カバークロップは土壌窒素の溶脱を防ぐ
  ~有機の郷推進交流大会
●森里海の有機的交流と自給が日本農業の未来を開く
  ~日本有機農業研究会

― オーガニックフェスタ開催 ―
●ふくしまオーガニックフェスタ2014
●オーガニックフェスタinあきた2014

― 展示会レポート ―
●土と平和の祭典2014
●国際農業資材EXPO/国際次世代農業EXPO
●アグリフードEXPO東京2014~有機食品も多数展示

<連載>
自休
流通業界の変革は第3次有機時代の到来を意味か?

― 生産者を訪ねて ―
●生命力にあふれる古代米 瑞穂の国の豊かな恵み 古代米浦部農園

― 消費者との接点・小売りはこう見る ―
●自然に則して作られた作物をお届けしたい 自然食品店 有機の里 わかば店

― ナカツカカナのオーガニックコラム10 ―
●オーガニック食品の輸出入よもやま話① 中塚華奈

― Think about organic movements ―
●遺伝子組み換え表示をめぐる新たな動き~アメリカ
●農薬使用に関する規制が20年ぶりに改正の見込み~アメリカ

― 在来品種を巡る ―
●下仁田ネギは下仁田におけ 下仁田ネギ

― 有機食品の話題 ―
●ラオス初の有機JAS認証取得(飼料用大豆)
●イオン、PBのオーガニック商品を倍増

●海外の話題
●国内ニュース
●編集部おすすめ Book & Movie
●11月・12月・1月のイベントのお知らせ

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自然と農業74号
2014/08/07(Thu)
『自然と農業』 74号

NOAPA の活動、フィリピンに次いでラオスでも有機JASの普及に努める

アメリカに本部を置くNGO は日本を含め東南アジア等に支部を設置し、その国に合った支援を行うという。
説明によると支援の輪は、政府の農業政策が届かない奥地にまで及んでいるようだ。
一方、NPO法人日本オーガニック農産物協会(以下NOAPA)では広域的環境保全型農業の推進に力を入れている。
フィリピン政府が推進する高地民族の低住化政策の一環として先住民族の生活向上を支援するためにフィリピンカソリック協会、NGOと提携、8年間にわたり現地生産者と穀物生産に取り組み、現地で高い評価を受けたという。
さらにNOAPAは、3年前からは毎年数回にわたりラオス・カシイ郡に入り、飼料穀物(大豆)の調査のためにラオス政府カシイ出張所の協力を得て、オーガニック大豆生産可能な生産者・農地を探し、現地生産者にはカシイ出張所に集まってもらい、わが国の有機JAS制度について説明会を行う等、NOAPAの設立理念である国際協力と健康福祉活動を積極的に推進してきた。
この活動に対し、前述したアメリカのNGO日本支部から「ラオス政府が有機基準の検討に入るのでその際には協力してほしい」との要請が届いたという。
NOAPAは10年前まで農水省の有機JAS登録認定機関であり、専務理事が国の委員等であった関係から全面的に協力する意向という。
地味な活動だけに応援したいものだ。
NOAPAによるとミャンマーでも現地側からの要請により活動を開始する意向のようだ。




―74号―
〈巻頭〉
食品製造・流通のグローバル化は驚くべきスピードで進んでいます。
食品の安全性を確保するため、ISO22000等の安全管理システムの重要性が増しています。
今号では、食品の品質や生産・製造方法の信頼性を表す「規格」「認証制度」等について取り上げています。

食品規格や食の安全を巡る動向
●世界の標準をリードするために~食の世界で重要性を増す規格表示~
 「食料産業における国際標準戦略検討会」開催―農林水産省

~ifia/HFE JAPAN2014セミナーより~
●EU~食品素材、添加物の法規制~
 これまで対象外だった「酵素」が新たな規制の対象に

●EUの制度~GI(地理的表示)~
 マーケティングツールになり得るGI―地理的表示制度

●アメリカ向け食品輸出のヒント~食品安全強化法を踏まえて~
 約70年ぶりとなる食品行政の抜本改革




●平成25年度環境保全型農業直接支援対策の実施状況を発表 農林水産省
●平成25年度『農業白書(食料・農業・農村の動向)』より―環境保全に向けた取組み
●コーデックス第57回連絡協議会開催~発展途上国からの規格提案が多数

●日本のオーガニック市場を考える(下) 谷口葉子
 「購買層の細分化ときめ細かな商品開発・サービス提供等が必要」

●ニコルス明子のオーガニックレポートin オセアニアPart2 ニコルス明子
 「オーガニック農家VS遺伝子組換え」

●有機農業における草を活かす技術を科学する
 ~日本有機農業学会研究会 田島 淳氏講演より
 「農作業と雑草」

●展示会レポート
 ifia JAPAN / HFE JAPAN 2014
 GPEC 施設園芸・植物工場展2014

〈連載〉
●自休
 NOAPAの活動、フィリピンに次いでラオスでも有機JASの普及に努める

●生産者を訪ねて―
 「命の危険を乗り越えて出会ったブルーベリーが実を結ぶ」
 はなぶさ農園(群馬県前橋市・ブルーベリー)

●消費者との接点・小売りはこう見る
 「顧客に寄り添って、安全と安心を提供する」
 自然食品こだわりや(東京都豊島区)

●ナカツカカナのオーガニックコラム9 中塚華奈
 英国土壌協会の有機市場報告から2

●Think about organic movements
 拡大するオーガニック食品市場
 ~大手小売チェーンによる低価格帯の導入~アメリカ

●在来品種を巡る
 大和真菜~起源は古事記に登場する「菘菜」?

●有機食品の話題
 有機食材宅配の「富平創源」が北京で報告会開催

●海外の話題
●国内ニュース
●編集部おすすめ Book & Movie
●8 月・9 月・10 月のイベントのお知らせ
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自然と農業73号
2014/05/14(Wed)
農村社会の崩壊と他産業の農業部門への進出

 他産業からの農業・畜産部門への進出が激しい。コンビニ、大手量販店、鉄道、居酒屋チェーン、自動車メーカー等の農業、畜産関連への進出は予想以上の速さで進む。上記企業の中から一品目で60%(農産物)のシェアを確保したところも出てきた。一方、定着した感が見受けられる人工管理された“植物工場”への進出は事業規模、職種に関係なく盛んで、資格試験をするところも出現。その一方では、従来型農業者の高齢化は進み、農業者人口も激減し耕作放棄地は年々拡がる。人間が人間の口を養うために自然を破壊し、都合のいいように手を加えてきた現代農業。皮肉にも農業者人口の減少により畑は一挙に自然に戻り、増えたのは人ならぬ野生動物。野生動物を食の流通体系に乗せ食品としての基準作りに国も対応しだした。野生動物の増加は林業に大きな被害を与え、自然循環の破壊へと負の材料を投げている。離農が急ピッチで進む村社会。その地域の祭、文化をも破壊する。各種産業が形を変えて農産物の生産に携わり、それなりに成果を上げつつある現状。農村社会の崩壊と新たな部門からの農業への進出。農産物を生産するという行為に変わりはないのだが……?



<巻頭>
わが国で生産される有機JAS認定農産物・食品は着実に増えているか?
消費者の間に、有機JAS認定農産物やオーガニック食品の認知は広がっているか?
農水省のデータをもとにした基調講演の内容と共に、
日本で有機農業・有機加工食品・有機畜産に取り組む生産者、
流通業者とのディスカッションの内容を紹介しています!

わが国で有機JASは広がるのか?
日本オーガニック農産物協会通常総会・特別記念講演/パネルディスカッション

●有機農業推進基本方針を公表 農林水産省
●栃木県の「帰農志塾」等2組が大賞受賞 第19回環境保全型農業推進コンクール
 リビングマルチ等の有機農業技術や後継者育成への取組みを紹介
●東南アジア・アフリカ・ラテンアメリカ・日本の有機農業の現状、そして未来
 国際シンポジウム「有機農業とコミュニティ:未来への挑戦」より
●日本のオーガニック市場を考える(上)
●太平洋諸島のオーガニックの動向(中編)
●ORGANIC LIFE TOKYO
 心も体も豊かに生きるための提案型イベントを開催
●展示会場で存在感を放つ有機JAS農産物
 JAグループ国産農畜産物商談会&国産野菜の契約取引マッチング・フェア

<連載>
●自休
 農村社会の崩壊と他産業の農業部門への進出
●生産者を訪ねて
 野菜を食卓の主役に! そんな野菜作りを目指して
 生産者連合 デコポン 加瀬嘉男
●消費者との接点・小売りはこう見る
 ここに来れば、献立が決まる 野菜ファンを増やす情報発信力
 オーガニック野菜店&キッチンスタジオ Vegepark ベジパーク
●ナカツカカナのオーガニックコラム8 中塚華奈
●Think about organic movements
 有機食品見本市「Bio Fach(ビオファ)2014」
●在来品種を巡る 夏の野菜 『エゴマの葉』

●有機食品の話題
●海外の話題
●国内ニュース
●編集部おすすめ Book & Movie
●5 月・6 月・7 月のイベントのお知らせ


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自然と農業72号
2014/02/18(Tue)
シニアの有効活用には適材適所を!! 
シニアローテーションを考える必要も

 65 歳以上が25%とはわが国の高齢者数である。昔と違い現代の65 歳以上の高齢者は「食と医療」の進歩等により5〜10歳位若いという。この高齢者すなわちシニア向けの商品開発が各流通部門で急激に進んでいる。また、シニアも活発な活動を各部門で進めている。経験豊かなシニア層をいかに戦力として取り組むか知恵を出している。若い人に比較すると当然肉体的に衰えは隠せないのが事実であるが、「知恵と経験」では無視することはできない。また、年金受与者だけに若年層に比較し、それほど給与を高く支払う必要もなく、今後の重要な経験と知恵を持った労働力となることは間違いのない事実である。シニアから流れてくる言葉の多くが、良く働いてきたのだからそろそろといった声を耳にする。若い人と同じローテーションならば問題も出てくるがシニアローテーションを作ることによって問題点を解決すべきである。強者、弱者の論理ではなくて“適材適所による配置” こそ求められている。先日金型職人と会う場があった。シニア職人の多くが低開発国に向かっていると。わが国の貴重な財産が流失するわけだ。生きる目的の構築が求められるわけだが、なかなか難しいこと。知的財産をどのように守るのか真剣に考えないといけない。一方、シニアの食に対しても、管理栄養士や食に携わる関係者がいろいろなところで発言しているが、シニアだから特別食を食する必要はないわけである。病気のシニアであるならば、これは別問題で、抑えつける食生活はストレスがたまる結果を招く。ストレスの与えない環境づくりは必要であり、シニアに合った労働と食事が求められる。少量で腹を満たすならば、それなりの方法を考えればいいわけである。コンビニに行けば適量のカット野菜があり、売る側の努力に対して頭が下がるのみ。この流れに有機食材が組み込まれることが理想である。



-目次-
●有機農業推進基本方針を公表農林水産省
 平成30年度までに有機面積の割合を1%に 農林水産省
●産業化には有機の面積を最低5~6%に
 有機農業の明日を語る会
●環境負荷を軽減した農業生産を
 山梨県 第2回「有機の郷」交流大会
●台湾・韓国・中国・タイの有機食品需要 消費の動向
●太平洋諸島のオーガニックの動向(前編)
<連載>
●自休
 シニアの有効活用には適材適所を!!
●生産者を訪ねて
 有機農業や里山の魅力を、食やアイデアを通して伝える
 旬の野菜/爽菜農園 小野寺徹・幸絵
●消費者との接点・小売りはこう見る
 有機との出会いの機会を提供する 自然食品店とは「食は命」を伝える場所
 自然市場 えころじあ
●ナカツカカナのオーガニックコラム7 中塚華奈
●Think about organic movements
 日米、有機認証同等性で合意
●在来品種を巡る 茎立菜
●有機食品の話題
●海外の話題
●国内ニュース
●編集部おすすめ Book & Movie
●2月・3月・4月のイベントのお知らせ


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自然と農業71号
2013/11/26(Tue)
全国各地の有機の祭典で教えられるもの

 全国各地で有機の祭典マルシェが催されております。必死に売り込む生産者の顔が生き生きと見えるのはなぜでしょうか。苦労して生産した商品、自然と共存し生産された商品を見るにつけ、生産者の日々の顔が見えるようです。
努力が手に取ってわかるような気がいたします。有機の祭典をより広げ消費者にも積極的に参加してもらうことが、有機農業のすそ野を広げることになります。有機農業は運動ではなくりっぱな産業です。コーデックス大理念である「万人に安全・安心な食を提供する」ことが重要なことです。特定の階層に食してもらうことが終局の目標ではありません。ごくごく当たり前のものに早くなってもらいたいものです。学校給食でその第一歩を踏み出してもらうことが重要ではないでしょうか。将来の日本を背負う子たちに、より安全なものを食してもらうことは大人としての責務でもあるはずです。また、そのような環境をつくりあげることも大人の責任であるはずです。先日開かれたBio Fach JAPANの3日目、一般の人たちに開放した会場で見た光景は若い母親が必至にJASマークのついた商品に食い下がるように聞き入っていたことです。消費者対策の重要性を嫌というほど味わいました。小社もブースを出し書籍を展示する一方で、壁にオーガニックチキン、卵のパネルを張り、消費者に記述までのプロセスを説明しました。大手スーパーのバイヤーも真剣に質問してきました。そしてわが国でも認定された商品があるのだと驚かれていた光景が目から離れません。会場内には有機畜産物を説明していたブースは弊社以外にありませんでした。


◾日米間の有機同等性についての合意が成立
◾アジア諸国(台湾・韓国・中国・タイ)の有機食品表示制度にかかわる法規制(上)
◾地域有畜複合の有機農業で国産鶏を育てる取組みを紹介
◾オーストラリアの消費者とオーガニックの繋がり(後編)
◾環境保全型農業を支える各種資材 第3回国際農業資材EXPO
◾ビオファジャパン オーガニックEXPO2013
 成長するオーガニック市場の現在を伝える一大イベント
◾広がりつつある有機農産物のマルシェ
◾恒例の「土と平和の祭典」雨の中で盛大に開かれる
<連載>
◾自休 全国各地の有機の祭典で教えられるもの
◾生産者を訪ねて
土づくり・種選び・自家採取 こだわりの有機農業を次代へ ~ふかや農場
◾消費者との接点・小売りはこう見る
地域密着、5%オフセール、試食会等 アイデアと会話で有機の魅力を伝えていく ~有機食品・自然食品・生活雑貨 はる菜
◾Think about organic movements オーガニックや自然志向が高まるテキサスのスーパー事情
◾在来品種を巡る 細長く黄色い沖縄のニンジン ~島人参
◾ナカツカカナのオーガニックコラム(6) 中塚華奈
◾有機食品の話題
◾海外の話題
◾国内ニュース
◾編集部おすすめ Book&Movie
◾11月・12月・1月のイベントのお知らせ

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