自然と農業 86号
2017/08/14(Mon)
中国の今をBio Fachが教える

毎年5月に中国・上海市で開催されるBio Fach china。今年も5月25日から27日の3日間にわたり上海市・上海世博展覧館会場で全国の有機関係者が集い盛大に開催された。5年にわたり毎回取材に行き、展示会を通して中国の有機農業の実態を見て来た編集子にとって、急激に伸びる中国の有機の姿を見ることができた。とくに5年前の2013年頃の出展企業の大きな特長は、アメリカ資本との合弁による乳業会社(オーガニックミルク)の展示が数社あり、さらに畜産物も数社展示されていた。これは過去には見られなかった光景である。そのうち、乳牛会社の展示方法は斬新で過去の展示内容を打ち破り注目度を高め、展示会を通して勢いを感じた。今年のBio Fach Chinaでは、オーガニックビーフ、オーガニックパン、オーガニックミルク等を試食させるブースが登場する等、過去の展示会とは異にし食文化の向上を目指す中国の今をBio Fachで見ることができた。中国から日本に目を向けた時、何と表現すればいいのか、である。今年は2か所で主催者の異なる展示会が催される。有機の世界は小さな組織団体が数多くあり、バラバラ感が漂う。たとえば有機食品の認定機関を取り上げても2団体あり、力の分散といわれても致し方ない。そろそろ交通整理が必要な時期を迎えたのかもしれない。それとも資本の論理に身を任せたほうがスムースに行くのか……。力の分散は業界発展には繋がらない。

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