自然と農業 93号
|
2019/05/31(Fri)
|
認定有機畜糞の動き養鶏家への問い合わせ増える
認定を受けた有機畜糞、わが国では考え付かなかった動きがEUでは当たり前だと。この動きについては本誌で何回か小記事して掲載しているが、弊社が数年前、イタリアの大手穀物生産者グループを訪問した時に代表からさりげなく説明を受けた。帰国してからレポートを書き出してこれは大変なことがEUでは行われていると、強烈な衝撃を受けた記憶がよみがえる。この動きについて国内で調べてみたが報告書はなく、この動きを放置することは、わが国の有機農産物いや有機JASそのものの見直しを、といった声すら上がる可能性がある。最近、編集部に採卵鶏生産者から、有機農家から、畜糞の認定証を求める声が数件あり、どのように対応すれば良いのか教えてほしいといった内容が届く。わが国の法律の中には、畜糞の証明証を発行する制度がないだけに困惑する。この傾向は徐々に広がる傾向にあるといわれ、数年前に鶏糞裁判が行われているだけに、畜産生産者も慎重な動きを取りつつある。わが国もEU並みに認定畜糞が市場流通することが十分に予想されるだけに、その実態を調査すべきであるといった声も上がる。NPO法人日本オーガニック農産物協会が年内をめどに調査に入る…。 >>自然と農業93号 目次 |
![]() |
| メイン |
|