自然と農業72号
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2014/02/18(Tue)
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シニアの有効活用には適材適所を!!
シニアローテーションを考える必要も 65 歳以上が25%とはわが国の高齢者数である。昔と違い現代の65 歳以上の高齢者は「食と医療」の進歩等により5〜10歳位若いという。この高齢者すなわちシニア向けの商品開発が各流通部門で急激に進んでいる。また、シニアも活発な活動を各部門で進めている。経験豊かなシニア層をいかに戦力として取り組むか知恵を出している。若い人に比較すると当然肉体的に衰えは隠せないのが事実であるが、「知恵と経験」では無視することはできない。また、年金受与者だけに若年層に比較し、それほど給与を高く支払う必要もなく、今後の重要な経験と知恵を持った労働力となることは間違いのない事実である。シニアから流れてくる言葉の多くが、良く働いてきたのだからそろそろといった声を耳にする。若い人と同じローテーションならば問題も出てくるがシニアローテーションを作ることによって問題点を解決すべきである。強者、弱者の論理ではなくて“適材適所による配置” こそ求められている。先日金型職人と会う場があった。シニア職人の多くが低開発国に向かっていると。わが国の貴重な財産が流失するわけだ。生きる目的の構築が求められるわけだが、なかなか難しいこと。知的財産をどのように守るのか真剣に考えないといけない。一方、シニアの食に対しても、管理栄養士や食に携わる関係者がいろいろなところで発言しているが、シニアだから特別食を食する必要はないわけである。病気のシニアであるならば、これは別問題で、抑えつける食生活はストレスがたまる結果を招く。ストレスの与えない環境づくりは必要であり、シニアに合った労働と食事が求められる。少量で腹を満たすならば、それなりの方法を考えればいいわけである。コンビニに行けば適量のカット野菜があり、売る側の努力に対して頭が下がるのみ。この流れに有機食材が組み込まれることが理想である。 -目次- ●有機農業推進基本方針を公表農林水産省 平成30年度までに有機面積の割合を1%に 農林水産省 ●産業化には有機の面積を最低5~6%に 有機農業の明日を語る会 ●環境負荷を軽減した農業生産を 山梨県 第2回「有機の郷」交流大会 ●台湾・韓国・中国・タイの有機食品需要 消費の動向 ●太平洋諸島のオーガニックの動向(前編) <連載> ●自休 シニアの有効活用には適材適所を!! ●生産者を訪ねて 有機農業や里山の魅力を、食やアイデアを通して伝える 旬の野菜/爽菜農園 小野寺徹・幸絵 ●消費者との接点・小売りはこう見る 有機との出会いの機会を提供する 自然食品店とは「食は命」を伝える場所 自然市場 えころじあ ●ナカツカカナのオーガニックコラム7 中塚華奈 ●Think about organic movements 日米、有機認証同等性で合意 ●在来品種を巡る 茎立菜 ●有機食品の話題 ●海外の話題 ●国内ニュース ●編集部おすすめ Book & Movie ●2月・3月・4月のイベントのお知らせ |
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