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自然と農業 83号
2016/11/19(Sat)
アニマルウェルフェアの流れを止めることはできない

 動物に5 つの自由を与えることを目的にスタートしたアニマルウェルフェア(動物福祉)。ヨーロッパからアメリカへそして日本へその流れは加速度的に世界中を駆け巡ろうとしている。一番影響を受けるのが、鶏肉関係である。採卵鶏、ブロイラーとも効率追求を第一に育種改良が行われて来た。その効率改善のために、コンピューターを駆使し、遺伝子の解析から市場の求める玉を分析し市場が要求する鶏の能力開発さらには抗病性の追求、少ないエサでより多くの玉を生産等経済効率をメインテーマに業界全体が取組み、その結果安価な玉を市場に供給することが可能になったことは事実である。効率追求から相手の立場(動物側)に立った飼養管理が求められ、基準が作られ、認定機関も誕生。そのトップにあるのが有機畜産で、アニマルウェルフェア、HACCP はすべて有機畜産に包含される。世界の流れを止めることはできない。



<目次>
■環境保全型農業直接支払交付金は12%増を要求、農林水産予算概算
■実施面積は28%増、平成27年度環境保全型農業直接支援交付金
■平成28年度農林水産祭、むらづくり部門で有機農業関連団体が天皇杯受賞
■光で天敵を集め、害虫を減らす技術を開発 農研機構
■リオ発 オーガニック最新事情
■タキイ種苗㈱「2016年度野菜と家庭菜園に関する調査」より
■産学官が連携し「オーガニック・エコ農と食のネットワーク」設立
■展示会・商談会レポート
アグリカルチャー物産展 SHIBUYA WANDERING CRAFT 2016
東京インターナショナル・ギフトショー秋2016/グルメ&ダイニングスタイルショー秋2016
農業資機材を網羅、展示商談会「農業ワールド2016」

<連載>
■自休
■地方の現場から① 高野山の山ろく かつらぎ町新城 佐藤麻由子
■資材の原材料が天然物質由来か断定できず有機JAS 規格で使用不可能と判明
■抗生物質不使用の養鶏プログラム実現には時間を要する オルテック社ブログより
■ナカツカカナのオーガニックコラム 中塚華奈
■生産者を訪ねて
農薬・化学肥料を使ったら負け」頑固な決意はあの社会運動が伝えてくれた〜命の農を
次世代へ〜 梁瀬義範さん
■消費者との接点・小売りはこう見る
“信念を実現する生産者の農産物”の真価を伝える 宇宙と大地の八百屋さんコスモスふぁーむ
■在来品種を巡る
 日本在来品種の成立に大きく関与 九年母
■Think about organic movements
有機農業事情〔前編〕〜ベトナム
「インターネットの食品安全違反行為調査処罰弁法」を施行〜中国
輸入食品等の海外製造業所登録制度が完全実施〜韓国
■海外の話題
■国内ニュース
■編集部おすすめ Book&Movie
■11月・12月・1月のイベントのお知らせ
■資材等の仕入案内
■編集後記

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