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自然と農業 85号
2017/05/12(Fri)
非遺伝子組換え飼料をベースとした「特別飼養畜産物」認定の動き

先日、オーガニック関連団体の総会に行く機会があり、総会資料の中に「特別飼養畜産物」の認定を行うため今年の9 月をめどに基準の作成を行う旨の報告があった。「特別飼養畜産物」を考えた背景には「特別栽培農産物」の畜産版があってもいいのでないかとの考えに基づくものといわれる。委員会の構成メンバーも幅広く、流通、飼料メーカー、有機認定事業者6 ~7 人で構成するという。すでに人選に入っており、第1 回会合が5 月中に開催されるという。関係筋によると内容のポイントは非遺伝子組換え飼料を使用し、アニマルウェルフェアの考え方をベースに鶏舎システムを3 段階に分け、3 つのグレードに分類して第三者認定を行うというもののようだ。認定する機関は有機JAS 登録認定機関を予定しているとのこと。JGAP の畜産基準も発表される等、認定商品がいよいよ世に出てくるのも間近となった。このまま推移すると認定商品と自主ブランド商品の住み分けが進み、アメリカ化することが予想される。

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